2009年08月28日

阿曽原温泉 入浴記 その2

欅平駅から徒歩50分ほどの
祖母谷キャンプ場にテン泊し、

朝7時すぎに欅平駅に到着。

ココでトイレなどを済ませて
ゴミをすてたり、
自販機でコーヒーを買い、少し休憩。
背中にテントの骨組みと思われる物が
当たるのでザックを詰め直したりした。


7:30いよいよ阿曽原に向けて出発〜〜。
@IMG_0278.JPG
欅平駅のすぐ裏が山になっていて、
トイレの裏から登ってゆく。
IMG_0344.JPG
登山口から少し行ったところに
金網の柵があり、1カ所だけ通れるように
なっている。
IMG_0346@.JPG
ココから登るわけですねぇ。

この登山がキツイのなんの。


友人を先に歩かせ、ペースを合わせるが
少し登る度に息を整えているので
時間が掛かる。

水平歩道まで200mの標識まで行くのに8:25。
つまり1時間掛かっている。
IMG_0357@.JPG

茶色い鉄塔が有る少し開けたところで
20分くらいの休憩を取る。

9:20、やっと水平歩道を歩くこととなる。


水平歩道は片側が絶壁になっていて、
下に落ちれば落差が200〜300mは有るので
命はない。
IMG_0376.JPG

ところどころ、逆側に通してある針金が
手すり代わりになっている。
IMG_0399&&.JPG

歴史的な背景を考えると
水平歩道は黒部第3発電所を作るため
大正9年頃に
物資を運ぶ道として作られた道だ。
ep014-600konojidesu.jpg

山をコの字に削って作っており、
幅も1Mくらいしかない。

昔はよく事故があったそうだが、
現在はよく管理されていて
危険なところには木で作った
橋や、鉄板、はしごなどが掛かっていて
非常に歩きやすい。
高所恐怖症の人でなければ
サクサク歩けるのではないだろうか・・・。

11:00に飯を食べて再出発。

11:45志合谷の洞窟に到着。
IMG_0444@&.JPG

ヘッドランプが必要だ。
ドラクエだと強いモンスターが出てきそうだが、
ダンジョンになっているわけでもなく、
吸血コウモリなどもいない
ただのトンネルだ。

IMG_0546.JPG
灯りなど全く入ってこないので
ヘッドランプがないと歩くことが出来ない。


とてもひんやりとした空間で
通過には10分くらい掛かる。

しばらく歩いてゆくと
滝が見えてきた。
IMG_0482@.JPG

滝の下にトンネルが有るが
今回はヘッドランプは必要ないようだ。

13:25分
滝の上の絶景ポイントでまたまた飯にする。


とにかくよく腹が減る。

たぶん雪解け水だと思うが
きれいな水だ。
IMG_0488.JPG

水筒の水を飲み干し、
沢の水を補充しておく。


アルプスの少女ハイジにでも出てきそうな
風景にしばらく見入る。
IMG_0491.JPG
この滝のあたりを折尾谷というらしい。

13:25分名残惜しいが、
先を急ぐので絶景ポイントを後にする。

しばらくすると、
またまた滝を発見。
IMG_0503@@.JPG
これはすごい滝だ。
折尾ノ大滝というらしい
阿曽原温泉まであと4.3km

もう近い。

15:00阿曽原温泉の小屋を肉眼でとらえた。
IMG_0508.JPG

しかし、ここからが大変だった。

道は阿曽原温泉小屋方面に下ると思いきや、


登ったり、下ったりと
初心者登山家を翻弄する。

15:30、小屋は見えるがまだ遠い。
最後の橋をわたり、
IMG_0512.JPG

15:45やっと到着。

テン場から山小屋へは登らなければならないし、
koya_000134_jpg_THUMB.jpg

温泉場にはくだらなければならない。
IMG_0515@.JPG
(下るのに5分くらい掛かる・・・)

山小屋に着いても登山をしなければならないのは
なかなか大変だ。


阿曽原温泉小屋の女将さんに
テン泊料金500円と温泉の入浴料500円
計1000円を払い、いざ温泉へ!!

女将さんいわく、
通常はこの時間だと
30分交替で、女性専用の時間
男性専用の時間を設けているそうだが、
本日宿泊者に女性はいないとのことで、
24時間入り放題らしい。

ビールの自販機を発見。
IMG_0531@.JPG
700円か・・・まぁ仕方ない。
風呂上がりに飲もう。

はやる気持ちを抑えつつ慎重に下山?
して温泉場へ。

ついに夢にまでみた阿曽原温泉とご対面!
IMG_0528.JPG
(なんか青みがかっていていい感じ。)

お風呂に入る時の「あ”〜〜」
という声が自然と出てきていまいます。

人生で一番の「あ”〜〜」かも知れない。
8時間も掛けてきたかいがあった。


テントを設営しなければならない事など
すっかり忘れて、温泉を楽んだ。
IMG_0518@@.JPG


IMG_0529.JPG
(このトンネルが源泉です。)

このあたありには
高熱隧道という160度を超える高熱の岩盤を
掘ったトンネルあるらしく、

ダイナマイトが自然発火するなどで
多くの犠牲者を出したいわくのある
トンネルではないか・・・と思いましたが、

このトンネルはどうやら違うようです。

成分はよく分からないが、
水が濁っていないことから、
たぶん単純温泉で
そんなに濃い成分ではないと思う。

16:00に入り始めて
キャンプ場に戻ったのが
17:10なので、1時間近く風呂に入っていたこととなる。

テントを設営した後、
ご飯とビール。
IMG_0533@@.JPG
サラミソーセージを切って焼いた物を
つまみにスーパードライをいただく。

たまりません。
人生最高のビールだ。

翌日も朝4時起きして、お風呂に行った。

温泉小屋の人達3人も後から
来て、お湯につかりながら、
やはり何処の山に登るのか的な
話になった。

この阿曽原温泉目当てで来た事を告げると、
京都から1人で来ている関西人は
「その価値はあるで」と妙に納得していた。

その関西人からこの阿曽原よりもっとすごい
秘湯が有るとの情報を得た。

「高天原温泉」というところだ。

調べてみると、確かにすごい
15時間登山しないと入れない温泉らしい。

もう少し登山慣れしないと無理かも知れないが
今度は是非「高天原温泉」もチャレンジしたい。

風呂から出て、朝ご飯を食べ
テントを片付けて欅平に戻るため
あわただしく阿曽原を後にした。
IMG_0537@@.JPG
湯気を立てている温泉と山小屋を振り返り
またここに戻ってきたい。
と思いながら・・・。
ラベル:阿曽原 温泉
posted by トリム at 11:01| Comment(1) | 温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

阿曽原温泉 入浴記 その1

阿曽原温泉という温泉を知っていますか?

温泉宿で美味しい料理とゆっくり温泉
というたぐいの温泉ではなく、

最低でも4時間は歩かないと入れない
山奥にある「秘湯」です。

誰でも入れる温泉ではないことから
登山をする人には有名ですが、
一般の人にはそんなに知られていない
温泉かも知れません。

場所は何処にあるかというと、富山県です。
黒部ダムが有名ですのでその近くといえば
わかりやすいかと思います。



実際、黒部ダムから下の廊下という登山道を
通って阿曽原温泉に行くことも出来ます。

今回は、欅平から水平歩道を通って
阿曽原温泉を目指そうと思いました。


欅平には宇奈月温泉から
photo01.jpg
トロッコ電車で行くことが出来ます。

今回の目的地、「阿曽原温泉」は
昔から、その名を知っていながら
行くことが出来ない温泉として
心に引っかかるものがありましたが、
ついに行くことが出来ました。

●行く前に
まず、情報収集から開始しました。

阿曽原温泉に行くには、
黒部峡谷鉄道の欅平駅から


山を登り、
水平歩道をひたすら歩き
たどりつくだけなわけですが、

トロッコ電車の時刻表を見ると
宇奈月発7:32分が始発で
欅平着8:47となっています。


およそ9時から登山を始めて
7時間の登山と考えると
夕方4時に着くわけです。

何かトラブルがあって遅くなって
真っ暗になったら・・・と考えると
朝7時には出ておきたい。

欅平に前泊が決定しました。

さすがに1人で行くのは登山初心者には危険なので
さらにド素人の友人と行くことにしました。
うーん。7時間、いや9時間くらいかかって
しまう可能性があります。

欅平周辺の宿泊施設を見ると、
結構高い。
猿飛山荘.jpg
猿飛山荘で1泊2食付1万2500円から
名剣温泉 \16,500から

この「から」が曲者で
シーズンだと2万くらいになる。

地図をよく見ていると
祖母谷温泉キャンプ場がある。
祖母谷(ばばたに)とよむ。

テン泊なら安上がりだ。

1日目、自宅→(車)→宇奈月温泉→欅平→祖母谷温泉(テン泊)
2日目、祖母谷→欅平→阿曽原温泉(テン泊)
3日目、阿曽原温泉→欅平→宇奈月温泉→(車)→自宅

という計画になりました。

テン泊するのにも、実はテントを持っていません。
また、ド素人の友人は靴から、ザックまで何も
持っていないのでアルペンで買うことにしました。

3万円くらいテントなど見向きもせず
一番安い5900円のテントを買おうかと
思いましたが、
5.9kgもあるのでさすがに背負うのは厳しいと思い、
少し値は張るが、2.9kgのテントにしました。

ストックやバーナーなども購入して
荷造り完了!!
IMG_0108.JPG

IMG_0118.JPG

阿曽原温泉を目指す前日
13:30頃宇奈月温泉付近のコンビニ
に到着しました。

そこでテン泊用の食料を購入しました。

バターロール6個入り 160円
おにぎり3個(うめ・こんぶ・さけ)335円
ソイジョイ3個 360円
チーズパン1個 121円
ビーフジャーキー1個 598円
ペットボトルの水1本 137円
しめて2000円弱。

これに、家から持ってきた
サラミソーセージ 2本
チキンラーメン 2袋
ふえるワカメ 1袋
飴 2袋(チェルシーと塩飴)
ブドウ糖(非常食)5個
アミノバイタル 4袋

これだけあれば大丈夫でしょう。

(後で分かった事だが、飴はもう1袋
有ってもイイくらいに消費しました。)

ぱんぱんになったザックに
グイグイ押し込んでいざ出発します。

車は宇奈月温泉駅前の駐車場に
駐めます。
1日900円。
3日分の2700円を支払ます。

駅の窓口でトロッコ電車のチケットを買います。
欅平まで1660円、もちろん普通車です。

トロッコ電車は、資材を運ぶ為に開発されたので
元々は人を乗せるつもりはなかったらしいです。
黒部峡谷鉄道.jpg
希望者は乗せてあげる代わりに
生命の保証なしの書類を書かされた
時代もあったとのことです。

マニアな知識ですが、
トロッコ電車の軌間(レールとレールの幅)は
762mm(2フィート6インチ)なので
ニブロクと呼ばれています。


JRの在来線の軌間が1067mmなので、
それより少し小さい電車という事になります。

ニブロクは日本では少ない(3つくらいしかない)ので
1度乗りたいと思っていました。

14:56発の電車なので
空いていると思いきや・・・
メチャメチャ混んでいました。
IMG_0199.JPG
どうやらツアーの団体がたくさんいるようで
貸し切り車両以外はそんなに
混んでいませんでした。

どっかと座って景色を堪能します。
@IMG_0231.JPG
黒部川の緑の川面に赤い橋が映えます。
@IMG_0204.JPG
トロッコ電車の
普通車は窓ガラスなどないので
(あるのはチェーンのみ)
直に景色が見られるのでとてもいいです。
逆に子供などが手を出してケガをしないか
心配してしまうほどです。

EDR機関車と周りの景色を見ていると
スイスにでも来ているような
気分になります。
@IMG_0267.JPG

車内アナウンスは
室井滋(富山県出身)さんの声で
周りの景色を解説してくれます。

鐘釣でツアー客がどっさり降り、
電車はガラガラになりました。

鐘釣には川の横に温泉が湧いているので
掘れば温泉という状態と聞きました。
それらを楽しみにいくツアーなのでは
ないのかと推測しました。

欅平に到着しました!!

おなかが空いたので、立ち食いのそばを食べます。
@IMG_0273.JPG
峡谷そば500円です。


これから祖母谷温泉でテン泊です。(つづく)

トロッコ電車
ラベル:阿曽原 温泉
posted by トリム at 10:20| Comment(0) | 温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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